はい、見ての通り裂けてます。
作り的に裂けやすい構造なんだろうなと思いつつ、そもそもバラしていきます。
これで、また裂けたとなったら持ち主の方が気の毒ですしね。
根本から直していこうかと思いますが・・・
工程数が多いため、画像でご紹介↓
パーツをバラして、厚みがあるところを無くしていきます。
修理で注意する点とすれば、最終的に補強を意識しすぎて厚くなってしまうとい
うこと。
殺す(なくす)ものは殺して、より薄くて強度のある芯材をいれていきます。
テープにナイロンを挟み込んだものを今回は芯材として採用。
この上から、新たな革を足したりしながら組み立てていきます。
デザイン的に、縫う=穴を開ける(切り取り線を作る)なので元の穴を追う形で
補強も兼ねて縫っていきます。
フリンジ部分も、裂けてきていたのでここも補強。
あからさまに縫った感があると可愛くなくなるので、そこは気を遣うところ。
(中略)
それで、完成・・・と。
はい、すみません。
かなり説明は雑ですが、工程数はかなり多かったです。
サンダルとかだと、負荷がかかりやすいこともあるので気を遣って修理します。
履き心地は以前より向上したとのこと。
修理に関しては、試されてる感が多くて結構緊張します。
でも勉強になることが多いので、創業から変わらずお受けいたしております。
他ブランドのものでも、お修理できますのでお気軽にご相談下さいませ。