ここ最近、時間があることもあって新しいsampleに手を掛ける余裕が出た。
これは生徒によく話すのだが・・・
1)物の作り方として、一番初めにイメージを固める
2)素材を見て、この革から何を作ろうかを想像する
といったような違った方法がある。
17年ほど前、婦人靴メーカーにいた時に、最初に素材やら色やらきちんと固めて
それに見合った材料を探すのに苦労したことが多々あった。
今現在、材料を見にいく時に「この革でカバンと小物を・・・」みたいな感じで
想像力を働かせながら素材・副資材選びを心がけています。
イメージ通りのものを仕上げるために、アンテナは常に張っているつもりです。
今回は、【 二次加工 】をテーマに1本カバンを作ってみました。
素材的には、イギリス産のブライドルレザー。
表面にブルーム(蝋)をムラがあるように浮き出て仕上げてみまいした。
ブライドルレザー自体、そもそも硬い素材。
そこにソフトさを入れ込んで、よりエイジング感が楽しめるように・・・
最初から雰囲気はあるけど、馴染みもよく硬さを我慢することもない。
そして、ガシガシ使っても強度的に問題がないように製作したつもりです。
自分で使うかもしれないけど、とりあえず店頭に飾ります。
2wayで肩紐もついています。
サイズ的には、ヨコ:約46cm タテ:約32cm マチ:約15cm ほど
ご興味がおありの方、コロナが落ち着いたら見にきてくださいね。
アンティーク加工が、これでもか!と施されていて
ある意味で、最大限うちっぽい商品のような気がします。
・・・あくまで、気のせいかもしれませんがw