この時期、コートのフード部分にファー素材がついているのをよく見かけます。
リアルファー、フェイクファー・・・
リアルファーに関しては、いろいろと運動があったりしますが、ここでは割愛します。
ファーの部分を変えたらいい感じなのよね、っても結構あったりする。
・・・てな訳で、今回はファー交換のお修理
【 フェイクファー 】
フェイクファーには、主に扁平型を中心とする異型断面のアクリル短繊維が使われます。
この断面形状の工夫に加え、様々な太さや長さを組み合わせながら
ラビット調、ミンク調、フォックス調、ラクーン調など様々な表情を作り出します。
繊維断面を通常の円形ではなく異型にするのは、
商品に仕上げた際に毛足が寝ず、自然に開くようにするため。
また、本物の毛皮には長い毛だけでなくうぶ毛のような細くて短い毛も混在しているように、
フェイクファーにもガードヘアとダウンヘアがあってそれぞれで違う特徴を持たせています。
(日本繊維協会HPより抜粋)
1)もともとのファーがちょっとこれでは安っぽいということで↓
2)新たなフェイクファーを用意する。
表から切ると毛を切るのと、かなり飛び散るので裏からカッター等でカット↓
3)縫い代にあたる部分は、ハサミ・バリカン等で毛を刈っておく↓
4)フードに固定する生地に縫製↓
かなり端折ってますが、実際加工は結構手間がかかります。
個人的には毛がアレルギーなので、完全防備で作業しないとクシャミが止まらなくなります (´Д` )
5)完成!フワッフワ!!
最初のものに比べると、全然印象が違うなと思いつつ・・・
こういったリメイクものは個人的に好きなんだなーと改めて実感しました。
実際、お客様から「持ってるカバンをこうしてほしい」とか色々なご要望を頂きます。
まずはお気軽にご相談ください。
何かしら、アレします。