以下、今回の受講生徒が製作した作品を一部ご紹介します↓
こちらで用意した型紙をそのまま使って製作する事もあり、
また自分の作った型紙で製作もします。
型紙・寸法がズレていると、縫い合わせの際に不具合が生じます。
自分の型紙で責任を持って、形にする。
最後まで仕上げる。
型紙というのは、そのものを仕上げるにあたって大事な「設計図」な訳です。
このコースでは、自分の思ったデザインをきちんと形に出来るよう型紙もきちんとやります。
また回を重ねるにつれ、より技術の向上を目的としたカリキュラムを取り入れています。
例えば・・・
・物として完成するのではなく「気になっている箇所のパーツを作る」
・鞄の持ち手の付け根「根革」の作り方・丸手(持ち手の処理の仕方)
・様々なパイピングの作り方
・型紙の計算方法
・裏地の様々な作り方・まとめ方
・・・etc etc
靴特有の工具「ワニ」を使った釣り込み作業で、スリッパを製作した事もありました。
これにより、イスに革張りをしたり・・・と多方面でその技術が生かせる訳です。
木型を作成し、「絞り」といわれる革の可塑性を利用した作業も行います。
ちょっとふっくらしたケース(名刺入れ・・・etc etc)を製作の際に、この技術は生きてきます。
このコースで行う工程は、ほとんどの作業に繋がるもの。
きちんと自分の中に落とし込んで、身につけて欲しい。
それを考慮し、カリキュラムは作成しています。
今回、プロコースを終了した生徒の感想を一部ご紹介します↓
現在ブランドを立ち上げ、イベントに出展しているが独学の限界を感じ、
またミシン縫製を掘り下げていきたい&自分の幅を広げたいというタイミングでプロコースを受講しました。
四人という少人数グループでの教室だったので先生との距離も近く、
他の仲間とのコミュニケーションも取りやすかったです。
参加メンバーから刺激を受けたり、自分以外のメンバーの失敗から学ぶこともできたので
マンツーマンの指導よりも多くのものを身に付けられたと思います。
何を教えてもらうか?ということよりも、誰に教えてもらうかという部分を大切に考え、
木島先生を師事しようと決めました。
本当に、半年はあっという間で・・・
ここからが重要なんだなって実感しています。
まだまだ、細かいミスが多いのが自分自身の大きな課題です。
技術面はもちろん、仕入れや販売価格決定等・・・
また、他人からの自分の商品の評価など
その辺りがクリアになったことが、今後の課題・自信にも繋がっていくと思います。
この半年間に学んできたことにきちんと復習し・味付けして、
より良いモノ作り・そして一生製作に携わっていきたいと思っています。
・・・他にも、貴重な意見を多々貰いました。
いろいろと書きましたが、ここで書ききることとてもとても難しいのが本音。
・きちんと技術を伝えていく事
・夢を形にすること
・本来日本の気質にあった、「物作り」をきちんと残していく事
・・・etc etc
もし興味がある方、7/26(土)がプロコース土曜日チームの最終日です。
その日、見学は自由です。
現在、最終課題のお財布を仕上げしています。
ぜひ一度、その空気に触れてみて下さい。
きっと、少し今の自分の現状を変えたいって思っている方
ぼやっとしていたものがクリアになるのではないでしょうか?
ぜひ、お待ちしています。