今回は、お財布の修理・リメイク例をご紹介です。
お客様からお預かりしたのが、「BOTTEGA VENETA」のお財布。
現物を見てギョッとしました↓
どうやら、まだ新しい状態の時に飲み屋でやられたようです。
気付いたらこの状態に・・・ざっくり。
これ見た時に、何だかすごく胸が痛みました。
お客様のリクエストは、「デザインが変わってもいいので、何とかして欲しい」とのこと。
一回ばらしての修理になるので、何気に大掛かりです。
裏から見るとこんな感じ↓
・・・やっぱり、バックリ&バッサリ。
ボッテガの場合、芯をがっつり貼っていたので・・・↓
糸をほどき、一部芯をカットし剥がしての作業にしました。
バイリンといわれる芯(ピンク色の)に、ボリュームを出すスポンジが貼られています。
修理の場合、そのブランドがどういう作りをしているのかを知るいい機会。
すごく勉強になります。
頭の中で、完成のイメージをきちんと作ってから作業に。
1)切られた部分を窓枠状にカットして
2)厚みがある部分は、いまのうちに裏側から薄くしておく
3)今回、準備したのはこのパーツにて。
ファスナーは、現物と同じYKKのエクセラ・アンティークシルバーを使用↓
イメージ的には、裂かれてしまった部分をポケットにするというデザイン。
一通り組み込んで、元に戻しつつ・・・
ミシンを掛けて、スライダー(ファスナーの引き手)を組み込んだら完成!
デザインとしてだけでなく、ちゃんと有効利用して頂けるように裏地もつけています。
サテン地にて、ちょっと上品な印象に↓
お客様に「出来上がり最高です!」と、すごく喜んで頂けたので良かったです。
ただ直すのではなく、プラスα のデザインを。
こういったリメイク作業、かなりやりがいがあります。
これは大変な仕事でしたねー。流石です!
Tsunooさん、ありがとうー!
わかる人はわかる。
大変な作業でしたw
でも、ばらして勉強になりましたよー!