詳細の続きです。
テキストに沿って進めていきますが、テキストだけではなかなか理解し難い部分もあります。
細かいテクニック、コツを含めて「どうすれば作業を丁寧に、スムーズに進められるか」
この部分は大事にしています。
作業風景です↓
当方、ミシンは4台。
ミシン・革漉き・ベタ漉き・グラインダー等・・・機械類はほとんど全て揃っています。
作業がスムーズに進むよう、待ちがないように段取りを組んで、相談しながら進めています。
生徒の完成品を紹介します↓
コバ処理等含めて、製作に関してまずは小銭入れから始め・・・
立体的なミシンのもの、ミシンだけでなく手縫いでも作業できるよう考慮しています。
希望者が多いのですが、「洗い加工」についても行います↓
他にも、革の特性を生かし「立体可塑(絞り)」をやったり・・・
そして、大物でトートバッグ。
あえて異素材とコンビにして、芯材の使い方・使い分けをきちんと勉強します。
大物・小物問わず、技術の要素が凝縮されているものをこのテキストではセレクトしています↓
これはきちんと作ってみたいという希望者の多い財布。
財布に関しては、小物の中でも特に難易度が高いです。
「いかにすっきりと仕上げるか」
「ミシンをかけ易くするために、どのような下ごしらえが必要か」↓
・・・他にも、多々製作したアイテムはあります。
一部だけのご紹介となりましたが、雰囲気は伝わったのではないでしょうか?
作って終わり、だとただの自己満足にしか過ぎません。
全員で作った物をチェックし、こちらでもきちんと採点します。
改善点があるものは、きちんと改善して次につなげて欲しい。
そのためのプロコースでもあります。
最終的に、完成したアイテムの採点はこのようにして全員に渡します。
「現状で何点か、この状態だといくらの値段がつくか」
「もし改善したら、どのようにして展開していくか」
「何より、どう改善すればレベルアップできるか」↓
ホワイトボードを使い、原価計算等も行いどのくらいの時間が掛かったか等・・・
きちんと振り返ります↓
失敗した部分は、自分自身がよく分かっています。
それを流しても全く意味がない。
そうではなく、「よりいいものを作るためにどうすべきか」
これが、このコースで学ぶことの意義であると個人的には思っています。
もう少し、授業の進め方について別ページで紹介します。