この時期、非常に多い作業が「ファスナー交換」。
カバン・ジャケット・・・etc etc
特に、寒くなってきたのでジャケットを出してきたけど、ファスナーの調子が悪かったり。
そんなお客様が、革ジャンをお持ちになります。
シーズン的なこともあるので、出来るだけ合間で早くお渡しできるよう心掛けています。
出来上がったら、もう春って・・・意味ないですもんねw
1)すでについているファスナーをきれいに外し、新しいファスナーを取り付け。
固定する際には、両面テープを使用する↓
2)その後、革(今回は合皮)を正確に貼付けてミシン掛け。
※ この際、以前開いていた穴にあわせてミシンをかけること↓
革に関しては、生地と違って穴が開いたら目立ってしまう。
そのため、一回開いている穴にあわせてミシンを掛けなければなりません。
ここから先は、ミシンに従事している人はわかるお話↓
自分で縫ったところの縫い直しって容易いけど、人が掛けたミシンの後ってやり難い・・・
自分のピッチ(糸目の間隔)ってあるんですよ。
クセみたいなものでしょうか?
修理の場合は大体が人が縫ったもの。
それにあわせて、糸・針を落としていくので・・・やっぱり神経は使います。
3)完成!
ex:ジャケットファスナー交換/¥10000~12000ほど
今回は革ではなくて合皮だったので、余計に縫う時に同じところを意識しつつ・・・
ピッチ(糸目)が細かい所は縫い直すと裂けてしまうので(& 糸目が埋まってしまうので)
コンマ何mmか分からないくらいに横にずらして、縫っていきます。
たかが修理、されど修理。
細かい所にはこだわって、より長くお使い頂けるようにお返ししたいと心がけています。